海外のメーカーから直接 商品を仕入れる方法 [仕入れ]

ここでは アメリカから直接 商品を仕入れる一般的な方法として展示会での仕入れ法を紹介します。
まず、その流れ

■ 最初に自分が買いつけたい商品が出展されるであろう展
 ...示会の場所、時期、主催者を調べます。
■ 参加申し込みとPre Registration(プリ レジストレーショ
 ...ン---入場札の事前収得)。
■ 飛行機、ホテルの予約、ガイドの手配。
■ 展示会でのオーダー。
■ 支払い。
■ 商品の受け取り。
----------------------

展示会の場所、時期、主催者

http://www.jetro.go.jp/j-messe/

http://www2.tsnn.com/

参加申し込みとPre Registration(プリ レジストレーション---入場札の事前収得)
まずは主催者に電話もしくはファックス、E-Mailにて参加の条件や申し込み方法を聞く。
英会話に自信の無い人はファックス、E-Mailで質問するのが良いでしょう。
但し、2,3日経っても、返事が無い場合は電話する必要があります。

例)

Re: Pre registration
To Whom It May Concern:

I would like to attend ...........Show (展示会の名前) from Japan.
Please let me know how we can register.

 会社名
 住所
 電話番号
 ファックス番号
 E-Mail アドレス
 担当者名




上記の日本語部分をローマ字で書いてファックス、もしくはE-Mailしてください。

展示会参加の申し込みは現地で行なうより事前に日本で行なう方が効率的で経済的です。

展示会によっては~月~日以降の申し込みは有料とか現地での申し込みは有料などと言ったものがあります。また、電話では参加資格があると聞いたのに現地に出向いたら入場を拒否されるようなことも無いとは言えません。

事前に登録をすることによりワークブックが送られてくることも有ります。このワークブックは非常に重要です。
出展企業一覧が載っているのが通常ですので、あらかじめこの企業とは必ず話がしたいと思う等の重要度チェックができます。また各企業のウェブページのアドレスが載っていることもあるので、事前に商品の傾向を見ることができたりします。


展示会に臨む前の下準備

必携

英語の名詞   会社名(店名)、住所、名前、役職 すべて英語で印刷されているもの。100枚ぐらいは携帯したい。

レターヘッド  便箋に会社名、住所、電話番号、ファックス番号の印刷されているものでもちろん英語で書かれているもの。2~3枚

写真、パンフレット  会社や店の構えや、業績を証明(英語で)できるもの。パンフレットは必携とは言わないが有ればベター。1セット
お店が雑誌(日本のもので良い)に紹介されている場合 雑誌ごと見せるのも良い。

取引先、取扱商品の一覧  英語で。コピーを30枚ぐらい

会場での入場申し込み

通常、会場受付近くに申し込み用紙があるので、それに記入をし何点かの身分証明と料金(必要な場合だけ)を払い入場札を受け取ります。
その際に展示会のディレクトリー(出展者一覧とその配置が載っている)を貰います。

 プリ レジストレショーン済みの場合

申込書を書く必要がありません。受付で入場札を入れるホルダー(バッジ)と展示会のディレクトリー(出展者一覧とその配置が載っている)を受け取り入場します。

さて、いよいよ買い付けです

展示会の出展数や会に出向ける日数、スケジュールにもよりますが、取り合えずまえもってこことだけは必ず商談をしたいと思っているところを回ってみます。
アポイントメント(予約)を取ってからでないと商品を見せてくれないところもありますので、予約が必要な場合自分たちのスケジュールと相手のスケジュールの調整をしてメモしておきましょう。

商品を今見ることができますか。
Can you show me your product(line) now?

商品をみるのに予約が必要ですか?
Do we need to make an appointment to see your product(line)?

何時に戻ってくればよいですか(商品が見れますか)?
What time shall we come back.

二時半に予約が取れますか?
Can I make an appointment at two thirty?

日程に余裕がある場合はまず一回りしてこれはと思う出展社をチェックしていきましょう。
この際も、商品を見るのに予約が必要かどうか聞いておきましょう。

買いつけの際

オーダーの記録ノートを作ろう。

Minimum Order
オーダーする際の最低数を確認。
What is your minimum order?

Purchase Order Number
パーチェス オーダー ナンバー
Our purchase number is 112.

これは後に商品の照会をするための番号です。買い手側が番号を決めオーダーの際 卸業者に渡します。
オーダーした日付け、業者名とともにメモしてください。同じメーカーに違う商品を違ったタイミングで配送予約している場合などそのどちらかのオーダーに関して電話などで話す場合自分の会社名、オーダーした日付け、パーチェス オーダー ナンバーで区別をつけたり限定したりします。

発送

Do you ship your Merchandize to Japan?
日本への発送はしてくれますか。

発送の時期を確認してください。
洋服など季節が関係している商品はとても大切です。

When can you deliver those?
何時この商品が送り出せますか?

Can you ship these on October 10th.
10月10日に商品を送り出せますか?

同じ商品でも第一回目の出荷が何日から何日で二回目が何日から何日と言うように数回に分かれていることも有ります。
日本までの輸送もありますので その日数も考慮しておきましょう。

Cancellation Date-----重要
キャンセレイション デイト

商品の出荷の最終期日を指定しておくことは大変重要です。
その日以降に商品の発送準備ができても受け取らないと言う約束の期日です。
業者が聞かなくても必ず伝えオーダー用紙に記述してもらいましょう。
そして、キャンセルする際にはもう一度電話、もしくはレターで確認してください。
(パーチェス オーダー ナンバーがここで必要になります。)
オーダーの合計金額はその場その場で出しておいた方が良いでしょう。

シッパーについて

 シッパーは円滑な商品輸入をするためのとても重要な役割をします。
 信頼ができて安定したシッパーを見つけることができれば輸入に関するリスクを 最小限にとどめることができるでしょう。
 どうしてもシッパーがいないと行けないと言うことはありませんが、輸入する商品によってその重要度も違ってきます。

   シッパーの役割

 展示会参加のための手配
 展示会のアテンド
 オーダー
 確認や、キャンセル
 商品の受け取り、検品、クレーム、返品
 代金の支払い *
 日本への発送手配

上記のなかでアメリカ国内に拠点を置くシッパーのもっとも重要な役割は 商品の受け取り、検品、クレーム、返品でしょう。
そのほかのことはある程度パターン化された英語での会話やファックスレターによって自分でもできます。

 シッパーを見つける方法と注意点

やはり展示会に参加してみて出会う人、それにかかわっている人たちと交流を持ち、情報を収集するべきでしょう。
 以前からの知り合いや 親戚で取り扱う商品知識のある人がアメリカの住んでいればベストです。
日本人が多く住む地域(ロスアンジェルスやニューヨーク)には日本語のコミュニティー紙があります。
そういったもので求人するのも一つの手です。
日本レストランや、日本食料品店にいけばあります。日本食料品店にば掲示板が有るところも多く、求人などもできます。
アメリカから発信されているウェブサイトの掲示板も利用できます。
こう言った方法で知り合った場合はお互いの信用、信頼度を深めるための努力は最大限に行なってください。
実際に仕事を依頼することになれば一時的にも少なく無いお金や、商品を預けることになります。

 シッパーと言う仕事は通常なかなか安定せず、日本でのはやり廃りに左右されるため にわかシッパーが多くシッパーと言う仕事を本業として成り立っている人は極わずかです。
そのためあまりプロ意識のないシッパーや問題のあるシッパーもいます。
信頼がおけそうなシッパーが見つかったら自社の社員同等と考える位に配慮をするのが長い目で見ると重要なことです。

 シッパーを見つけるのが困難な場合。

シッパーの大事な役割として商品をアメリカ国内でうけて検品しクレームすることがあります。
 これをシッパーなしでするためには商品の受け取り時期を短期間に集中させ日系の運輸会社倉庫に発送させてその時期に会わせて渡米し運輸会社の倉庫にて検品発送する、欠陥品や傷物はすべてキャンセルし送り返す。
同業者、または他業種業者とくみ商品受け取り所を作る(アパートをかりる)商品受け取り時期が一定期間の場合短期レンタルアパートメントなどを利用することも可能性として考えられます。
ただし大量の荷物がつくような場合、大都会(マンハッタン等)のコンドミニアム等は向いていません。
郊外のほうが家賃も安いしレンタカー料も安くなります。

商品代金の支払いに関して

  支払い方

 PRE-PAYMENT(プリペイメント)
商品が送り出される前に支払いをします。
銀行からのチェックをおくる、もしくはWIRE TRANSFER(銀行振込)にて支払います。
メーカーの規模が小さく資金が豊富でない場合や、初めての取引(最初数回)で信頼関係が無い場合、買い手の経験が浅く、既存の取引先などを提示できない場合、海外への発送を頼む場合などに使われます。

COD(シーオーディー)
代引き-商品受け取りと同時に支払いをします。
アメリカ国内での商品の受け取りが可能な場合に有効です。

 LETTER OF CREDIT(L/C)
取引高が大きい場合に用いられます。通常の商店向け買い付けではあまり
用いられません。

 NET PAYMENT(ネット ペイメント)
あと払い。NET 15days,NET 30days等、商品の発送日より指定された日までに支払いをすれば良い。
何度か取引をして信用が有る場合、ほかの取引先で信用照会が出来る場合等に可能となる。

PRO FORMA INVOICE(プロフォーマ インヴォイス)
支払いをする際に、とても大切なことは、なにに対して支払いをするのかという事を明確にすることが重要です。オーダーした物が全てそろっているのかどうかを必ず確認しましょう。オーダーした全額をはらったものの商品の一部しか受け取れず差額については次回オーダーの為のクレジット(一時預け)に回してしまうような悪質な商売をする所も有ります。受け取り可能な商品に対してのみの請求書を出して貰いましょう。

  銀行口座

アメリカにおいて商用の銀行口座を開くことはアメリカに住んでいなくても可能です。
日本人が対応してくれる銀行もあります。
商品代金の支払いは直接 業者と行なう方がシッパーの責任を軽減することができます。




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